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暗い部屋(小説)


     暗   い   部   屋( 小 説 )

     暗い部屋であった。
     部屋というより物置であった。
     この暗い部屋の中で今なにかが
     行われているのだ。

     女の肌は暗くてわからないがピンク色に
     染まっているに違いない。
     大きく女の上半身の中に黒い影がはっていた。
     確かにこの暗い部屋には男と女の営みがもたれていた。

     淡い月明かりの夜ではあったが閉めきった部屋の
     中だけは一組の男女の興奮と浴情がうずまき
     大きく波うって熱いそして静かな吐息が流れていた。

     女は処女であった。男を知らない
     女の身体は蕾のように硬くなっていた。
     男は荒い吐息で女を抱きしめていた。
     女は徐々に濡れ男のなすがままになっている。

     今この部屋の中で行われていることが
     後世この物語の主人公を生むひとつの証であった。

     **年**月 女はひとりの男に嫁いだ。
     男はまさしくあの暗い部屋での出来事の相手であった。

     はい。ストップ

     この物語の主人公になるのは男か女か?
     そして主人公はこれからどのような人生を
     歩んでいくのでしょうか?
     ここからはあなたの想像で物語を綴って下さいね。





























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